SEOコンテンツの作り⽅ 〜Googleを⼀⽣味⽅にするサイト作成5つのステップ〜
Googleを⼀⽣味⽅にする、SEOコンテンツの作り⽅をご存知でしょうか。
残念ながらSEOでは単にいいものを書けば検索上位を取れる、という単純なものではありません。SEOコンテンツ制作前の段階からコンテンツを公開した後の検証⽅法までを、5つのステップで⼀通り解説します。
ステップ①:検索エンジンを知る
SEOコンテンツについて考える前にまずは検索エンジン、もっというとGoogleの検索エンジンについて知りましょう。
- 検索エンジンとはなに?
- Google以外の検索エンジンは知らなくていいの?
- 検索エンジンがページをどのように理解しているの?
などについて知りたい⽅は「検索エンジンの仕組みを知って、SEO上位表⽰を狙う⽅法」を御覧ください。
Google検索エンジンの順位決定要因とは
Google検索エンジンの順位決定要因はGoogle公式から
- 1位:コンテンツ&リンク(同率)
- 3位:RankBrain
SEOコンテンツのサイトを作成するにあたっては、この3点を常に意識しましょう。もちろんGoogleは多くの要素に着⽬して順位を決定していますが、優先順位としては上記3つが最優先。コンテンツの良さを⼀⾔であらわすのは難しいですが、⼀つの基準は「読み物として素晴らしいもの」であることです。
冒頭で「いいものを書けば検索上位を取れるわけではない」と言いましたが、そうはいってもコンテンツの質はSEOの重要な要因であることは間違いありません。ちなみに「素晴らしい読み物」⾃体も飽和してきている2020年現在、「誰が⾔っているのか」も重要視されてきています。
「EAT」という考え⽅で、詳細を知りたい⽅は「SEOでGoogleから正しく評価をされるためには」を御覧ください。
SEOの本質とは
SEOの本質は「Googleの描く未来に寄り添う」ことです。Googleは⾔わずと知れた営利企業。なるべく多くの検索ユーザーにGoogleの検索エンジンを使ってもらって、広告収⼊を得る必要があります。そのためGoogleとしては、検索結果に表⽰されるサイトはGoogleが検索ユーザーに対して⾃信を持って提⽰できるようなものでないといけません。
検索アルゴリズムは常に複雑化しているように⾒えますが、実際はGoogleが検索ユーザーへの最適化を進めているだけなのです。
- 読み物として素晴らしいもの
- EATが担保されているもの
も検索ユーザーが検索エンジンに求めている姿であり、Googleがコンテンツ作成者に義務を課しているわけではありません。
検索エンジンの歴史や、検索ユーザーの満⾜度を上げる検索体験最適化(SXO)について「SXOの対策とは!?SEOとの違いとは?」を参照ください。
ステップ②:サイトの設計
検索エンジンについて理解を深めたあとは、SEOコンテンツを投稿するためのサイトを⽤意しましょう。どんな素晴らしい作物も、貧弱な⼟壌では素晴らしさを発揮できません。サイト設計についてあまり凝りすぎる必要はありませんが、コンテンツのクオリティを邪魔しないように最低限の設計はしておきましょう。
当サイトでは2020年3⽉段階では
について、解説しています。
ステップ③:コンテンツの制作
サイトが完成すれば、いよいよコンテンツ作成です。
コンテンツ作成は
- 1.SEOキーワードの決定
- 2.SEOキーワードリサーチ
- 3.コンテンツマップ作成
- 4.コンテンツを作る
の順に⾏います。
SEOキーワードの設定
まずはサイト全体で、もしくはサイトの⼀部で検索順位を狙いに⾏く「SEOキーワード」を設定しましょう。企業の場合はある程度SEOキーワードが決まってくるでしょうし、アフィリエイトサイトの場合はユーザーニーズやライバルをリサーチした上で決める必要があります。
SEOキーワードリサーチ
SEOキーワードの設定が済んだらSEOキーワードのリサーチを⾏ないましょう。SEOキーワードを検索する⼈はどのようなことで悩んでいるのか、何を求めて検索をするのかをリサーチします。リサーチはふんわりと「こういう⼈がこんな感じで検索すると思う」と決めてしまうのではなく、
- どのような背景を持った⼈が
- どのような経緯で
- どんな悩みや願いを持って
検索キーワードを叩くのか明確にイメージできるようしておきましょう。
コンテンツマップ作成
キーワードリサーチを元に、ユーザーの悩み⼀つひとつにピッタリ当てはまるようなコンテンツをサイトに投稿していく必要があります。サイトのアウトライン、もしくはクラスター(サイト内で特定のキーワードを狙うための記事コンテンツ集合体)のコンテンツマップを作成しましょう。
コンテンツのマップを制作することで、コンテンツの重複や抜け漏れがなくなります。また互いの記事の相関がわかるので、内部リンクを効率よく張ることができるメリットも。
コンテンツを作る
コンテンツマップができたら、ついにコンテンツ作成です。
「SEOを意識したWebライティングの基礎と上位表⽰するための5つのコツ」と「SEOライティングの15+αのコツ|成果につながる具体的な基礎知識」を参考にしてみてください。
またよくある疑問に「コンテンツマップのどの記事から書きはじめればいいのかわからない」があります。最終的には全ての記事を書くので「基本的に書きやすいものから書けばOK」です。
またロングテールキーワードの記事から書き始めるのもおすすめ。ロングテールキーワードのほうが⾼い順位がつきやすく、ミドルワード以上の記事を投稿した際に内部リンクなどによって検索順位が上がりやすくなる為です。
なお、ロングテールキーワードについては「ロングテールキーワードを狙うSEOのメリット5つとキーワード選定の⽅法」にて解説していますので、ぜひ御覧ください。
ステップ④:コンテンツの検証
記事が投稿できれば、記事の効果を最⼤にするための検証を⾏いましょう。タイトルひとつでクリック率が⼤幅に変わることはよくあることなので、試さない⼿はありません。
また「効率のいいCTA欄の書き⽅」などある程度のノウハウが世間にはありますが、本当にあなたのサイトに当てはまるのかどうかも検証しなければわかりません。
当サイトでは、コンテンツの検証にもってこいの「ABテスト」について「Googleオプティマイズの使い⽅〜ABテストの決定版〜」にて紹介しています。簡単にABテストができるのでぜひ試して、サイトに検証結果を反映していきましょう。
ステップ⑤:コンテンツの改善
コンテンツの改善も重要なポイントです。基本的には検証と検証結果の反映で問題ありません。しかしSEOコンテンツについて意識する前にすでに投稿してしまっているコンテンツやサイトが万全でない場合などは、コンテンツ⾃体を⼤きく変更する必要があります。
「SEOに効果のあるコンテンツ改善施策3つの⽅法」では思ったように検索順位が上がらなかった場合にすべき施策を3つ紹介しています。
「いいもの」を出せば売れるわけではない
「良質なコンテンツ」を出せば勝⼿に世界の誰かが⾒つけてくれていつの間にか検索上位が取れている、などということはあまりありません。
すべてにおいて完璧な商品が存在しないように、製作者が「完璧だ」と思ったコンテンツでもどこかしら⽳があるからです。
そこで、ここで紹介したコンテンツの作り⽅
- 1.検索エンジンを知る
- 2.サイトの設計
- 3.コンテンツの制作
- 4.コンテンツの検証
- 5.コンテンツの改善
が活きてきます。
この流れでコンテンツを作ることによって、あなたの素晴らしいコンテンツが「より世間から求められる」コンテンツとなります。
⼤切なことはあなたサイトがGoogleの描く未来に寄り添い、ユーザーに対して誠実に向き合うこと。この記事があなたのSEOの⼿助けになればとても嬉しく思います。