コンテンツマーケティングでよくある疑問7選

コンテンツマーケティングでよくある疑問7選

この記事ではKnowクエリの⽂章構成の基本について説明します。Knowクエリとは「検索ユーザーの『知りたい』を解決する必要があるクエリ」です。

Knowクエリの他にも

  • Knowモーメント
  • インフォメーショナルクエリ

など様々な⾔い⽅がありますが、どれも内容は同じです。

Knowクエリと分類されるクエリを狙う記事では、記事制作者皆が当然のように『知りたい』を解決する記事を書きます。キーワードによってはどのサイトも同じような内容になっていることも珍しくありません。しかし、結果として検索順位が付き、あなたの記事が上位を取れないのはどうしてなのでしょうか。

結果を分ける要因の⼀つが、⽂章構成です。複数の記事で検索エンジンに評価され、いくつもの強調スニペットを取得している筆者のKnowクエリにおける⽂章構成⽅法について解説します。

Knowクエリの⽂章構成はPREP法が基本Kowクエリの⽂章構成は

PREP法をベースとし、

  • 1.結論
  • 2.理由
  • 3.根拠(内容により1〜3個ほど)
  • 4.結論

の順番に構成しましょう。

PREP法とは

PREP法とはプレゼンテーションなどのビジネスシーンでよく使われている構成⽅法です。

PREP法では構成を

  • P:結論
  • R:理由
  • E:例
  • P:結論

とします。

聞き⼿の集中⼒が8秒しかもたないという説(この説、実は根拠があやふやだそうです)などから⼀番⾔いたいことを最初に持ってきて、主張をはっきりさせる狙いがあります。

また、結論を述べたあとに理由や例を挙げることで、より観客がイメージを持ちやすくなり説得⼒が増します。

Knowクエリ構成例

Knowクエリの⽂章構成例として、当記事を⾒てみましょう。

  • 1.結論:Knowクエリの⽂章構成はPREP法をベースに
  • 2.理由:検索上位を取りやすいから
  • 3.根拠(内容により1〜3個ほど):
    • 検索課題の解決が早い(から上位を取りやすい)
    • 検索エンジンは検索クエリと記事内容の関連性を⾒ている(から上位を取りやすい)
    • 検索ユーザーへ⾏動決定要因の提供がしやすい(から上位を取りやすい)
  • 4.結論:結論は記事のまとめでなくてもよい

となっています。

最後まで読まなくても検索課題をある程度解決でき、それでいて最後まで読むことでより検索課題への理解が深まるよう構成しています。

Knowクエリの⽂章構成はPREP法とする理由

Knowクエリの⽂章構成はPREP法とする理由は、検索結果の上位に表⽰されやすくなるからです。同じような内容の記事同⼠を⽐較した時、検索エンジンがより評価するのは

  • 検索課題がより早く解決される記事
  • 内容がわかりやすい記事
  • 検索ユーザーの⾏動決定要因が揃っている記事

です。

検索エンジンは検索課題の解決までの早さを⾒ている

検索エンジンは「より早く検索ニーズを満たせるページ」を上位表⽰させる傾向があります。

同じ内容なら⼈間だってより早く知れるほうが嬉しいですよね。⼀昔前に横⾏し、今でもたまに⾒る「〜とは?」という記事にも拘らず、だらだらと⽂字数稼ぎした後に「それでは〜とは何なのでしょうか」と、やっと本題に⼊っていく記事は、まさしく時間泥棒。

⼀時は「滞在時間は⻑い⽅がSEO上有利」と⾔われていたため、時間泥棒の記事が乱⽴した背景があります。しかし今の検索エンジンの評価基準は「検索課題解決までの早さ」。最初に結論を出すことで、検索課題の解決速度は上記のような低品質な記事とは雲泥の差となります。

検索エンジンは検索クエリと記事内容の関連性を⾒ている

検索エンジンは検索クエリと記事内容の関連性を⾒ています。俗にいうRankBrainというもので、Googleの検索順位決定要因第3位とかなり重要度の⾼い項⽬と⾔えます。

RankBrain攻略に⼤切なことは、記事の内容に⼀貫性を持たせること。

たとえば

  • 記事タイトルに「〇〇とは」と⼊れながら、だらだら内容を引き伸ばしたあとに実際の解説を最後にもってくる記事
  • 記事タイトルが「〇〇とは」と⼊れた上で、実際の解説を最初にしたあとに〇〇について補⾜していく記事

では後者の⽅が、記事内容として⼀貫性が出ます。

必然的に「〇〇とは」という検索クエリとの関連性が増し、上位表⽰しやすくなります。

検索ユーザーへの⾏動決定要因を揃えやすくなる

本記事で紹介する⽂章構成とすることで、検索ユーザーへの⾏動決定要因を揃えやすくなります。PREP法の「例(Example)」パートを「根拠」にアレンジしている部分が、意思決定要因の提供に当たります。

たとえば

  • P:⽂章構成はPREP法をベースにすべき
  • R:そのほうが上位を取りやすいから
  • E:私は過去に①〜③の3つの記事で同様の⽂章構成にして検索上位を取ってきた
  • P:だからみんなもこの⽂章構成にするべき

という構成と

  • P:⽂章構成はPREP法をベースにすべき
  • R:そのほうが上位を取りやすいから
  • B(Backgrounds:今付けました):順位が上がる根拠は①〜③の3つだから、上位を取りやすいと⾔える
  • P:だからみんなもこの⽂章構成にするべき

という⽂章構成を⽐較してみましょう。

完全にPREP法にしてしまうと検索ユーザーの「どうしてPREP法をベースに⽂章構成することで順位が上がるんだろう」と、新たな検索ニーズを産み出してしまい「スキ」を作ることになります。1記事で完結するコンテンツと、そうでないコンテンツ。前者のほうが検索ユーザーに優しく、検索エンジンに評価されるのもまた前者です。

また、注意事項として「例は全く不要」といっているわけではありません。私は「主張を理解する⼿助けになるなら」⼊れてもいいと考えている派であり、この記事でも実際たとえを⼊れています。

結論はまとめである必要なし

結論は記事のまとめとしなくても問題ありません。というのも、記事の最後までじっくり読んでくれるユーザーは少ないからです。

せっかく記事の最後まで読んでくれたユーザーのためにも本⽂の繰り返しになるより、ユーザーが次に抱えるであろう疑問を解決するような内容について補⾜してあげるのが親切です。

たとえば本記事では、実際に⽂章構成を⽴てたユーザーが「Knowクエリのまとめって何を書けばいいのかわからない」となった場合を想定しています。

以上、Knowクエリの⽂章構成⽅法でした。あなたの⽂章構成の参考になれば嬉しく思います。

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