SEOを意識したWebライティングの基礎と上位表⽰するための5つのコツ
「Webサイトを運営しているけど、記事の順位が全然上がらない︕」とお悩みのあなた。
『普通のライティング』をしてはいませんか︖今回はWebライティングとは何か、というところからSEOを意識して上位表⽰を狙うテクニックまでを⼀気に解説します。
記事外注の際にも有益な情報なので最後までぜひお読みください︕
Webライティングとは紙媒体ライティング+SEO
Webライティングとは、読み⼿だけでなく(Googleなどの)検索エンジンにも評価されるよう意識したライティングのことを⾔います。紙媒体のライティングであれば読者だけを想定していれば問題なかったところが、「Web」がつくだけで検索エンジンにもベクトルが向くようになるのです。
雑誌や新聞と違い、あなたの記事が読者に⾒られるかどうかを決めるのは検索エンジン。どれだけ素晴らしい記事を書いたとしても、検索エンジンに評価されなければ読者の⽬に留まることはありません。このことに気が付かず、検索エンジンに評価されないいわゆる「才能はあるのに売れない漫画家」状態になってしまっている⽅が⼀定数います。
検索エンジンに評価されるためには、
- 検索エンジンの仕組みを知ること
- 検索エンジンに適切なアピールをすること
が必要です。
これがWebマーケティングに関わる⼈達の間でしきりに交わされる『SEO(検索エンジン最適化)』というワードです。とはいえ最近では検索エンジンも賢くなってきているので、ただ検索エンジン対策だけをしていればよいというわけではありません。
あくまで、読者に向けたベクトルは変えず、検索エンジンへのベクトルを⾜すようなイメージです。
『Webライティング=普通のライティング+SEO』というイメージです。SEOだけでは成⽴しないとはいえ、上位表⽰にはSEOの意識が不可⽋と⾔えます。
Webライティングはリサーチが⼤切
Webライティングではいきなり執筆をはじめてはいけません。「Webライティングはリサーチ7割」「いやいや8割だから」と⾔われており、事前のリサーチがとても⼤切です。
ここではWebライティングを⾏う前のリサーチについてのポイントをお話しします。
Webライティングの前段階:キーワード選定について
まずはキーワードの選び⽅から。ここでコケてしまうと、上位表⽰させることがいきなり⾼難易度になってしまいます。
キーワード選定で⼤切なことは下の2つです。
- なるべく競合しないようにする
- とはいえ検索ニーズがあるもの
なるべく競合しないキーワードにする
自身のサービスが巨⼤なメディアや企業のポータルサイトでない限り、まずは競合しないようにすることが何よりも⼤切です。
たとえば今からあなたが⽜丼屋を開きます。というときにコンセプトを「うまい、やすい、はやい」にはしないと思います。理由は、吉野家という超強⼒な競合が既に存在するからです。
とはいえ「メニューを増やして⼥性が⼊りやすい雰囲気」で、となると今度はすき家と戦うことになります。
「地域の⾷材を使ったヘルシー系 + ⾼齢者が⻑居できるような⽜丼屋」など、いかがでしょうか。
上記のように現実世界では競合を避けるということについてイメージが湧きやすいのですが、ネットの世界では⼤⼿メディアとガチンコ勝負という構図が⽣まれがちです。
検索ニーズがあるキーワードにする
「競合しないキーワードを選定する」といっても検索ニーズが無いキーワードで検索1位をとっても意味はありません。これは⿂のいないイケスに釣り⽷を垂らすようなもので、労⼒やお⾦などがムダに終わってしまいます。
記事の⽬的がアフィリエイトにしても、⾃社のブランディングにしても、検索からの流⼊が無ければ基本的にはトラフィックが発⽣せず、⽬的を達成できません(適切なサイト設計のもと内部リンクを貼ってある場合は別)。
GoogleのキーワードプランナーやUbersuggestなどで検索ニーズの確認ができますので、⿂の影を確認してからイケスに参⼊するようにしましょう。
Webライティングの前段階:ユーザーの検索意図を考える
「ユーザーの検索意図を考える」という単語を最近よく聞きます。とはいえ「考えると⾔われても、なかなかイメージがわかない」という⽅も多いと思います。「ユーザーの検索意図を考える=ユーザーが求めているものを提供する」と考えてみましょう。
ユーザーが求めているものを的確に提供できれば、上位表⽰は楽になります。わかり易い例をあげると、『製品の使い⽅の情報が欲しい⼈には製品⽐較の記事は読まれない』ということがあります。
しかし、製品⽐較の記事は、競争が激しくてなかなか検索上位を取りにくいです。そんなときは、「〇〇(製品名)+不具合」などで検索上位を取りに⾏きます。
そこから、内部リンクで「最新型がこんなにお得︕各社の2020年版を⽐較してみました︕」等の記事に遷移させます。もちろん「〇〇(製品名)+不具合」の検索ボリューム⾃体は多くありませんが、同様のクエリを複数抑えることにより周りから堀を埋めていくことが可能です。結果的に成約に結びつきやすくなります
これが「ユーザーが求めているものを的確に提供する」ということの意味です。
SEOを意識して上位表⽰させる⽅法
ここからは上位表⽰を狙いに⾏くための具体的なテクニックについてお話しします。タイトルにはキーワードを⼊れる「結局何が⼀番上位表⽰をさせるタイトルなのか︖」という⽅も多いと思います。
結論から⾔うと、
「適切にキーワードが⼊って」かつ「クリックされるような」タイトルです。
まずキーワードが⼊っていないと、検索エンジンからの適切な評価は受けられません。中⾝に沿ったキーワードを含んだタイトルにしましょう。
また検索エンジンは検索ユーザーのネット上の動きを常に追っているため、「よくクリックをされている」という事実を作るのも⼤切です。
よく読まれている記事は順位が上がりやすいです。
クリックされるタイトルの3つの要素
ではクリックされるようなタイトルとはなんでしょうか。実は「広告の⽗」とも⾔われるデイヴィッド・オグルヴィという⽅が、2000年代になるより前に答えを出しています。
- ベネフィット
- 好奇⼼
- (具体的である)数字を⼊れる
この3つをタイトルに盛り込みます。
⾒出しにキーワードを⼊れて設定する
⾒出しの付け⽅にもコツがあります。
実は検索エンジンは検索ユーザーにふさわしいと思えばタイトルにそのキーワードが⼊っていなかったとしても、検索結果に表⽰させてくれるます。
例に挙げている製品⽐較の記事でいえば、⾒出しは「特徴」とだけ書くのではなく、「〇〇の特徴︓ノイズがかなり抑えられている」などとすることにより、「〇〇特徴」や「〇〇ノイズ」というクエリにも働きかけられます。
関連キーワード取得ツールなど積極的に利⽤しましょう。
読みやすいコンテンツにする
最⾼のタイトルと⾒出しでサイトにアクセスがあっても、コンテンツとして中⾝が伴わなければユーザーはすぐに他のページに⾏ってしまいます。
先程もお伝えしたとおり、Googleをはじめとする検索エンジン側もユーザーの動きは把握しているので、すぐに離脱されてしまう記事の順位は下がっていってしまいます。
もちろんコンテンツの中⾝と⾔っても様々ですが、まずはオリジナリティよりも読みやすい⽂章にすることを意識しましょう。
具体的には
- 不必要な情報を⼊れない(施設の混雑予想の記事で冒頭に施設の歴史を⼊れるなど)
- ⾒出しのみである程度内容がわかるように
- ⼀⽂を⻑くしすぎない
- 読点で⽂章をつなげすぎない(理想はひとつの⽂章に読点はひとつ)
- 個⼈の情報(感想や昨⽇やったことなど)を⼊れない
などです。
画像のまわりにも⽂章を⼊れる
画像についてもいくつか注意事項があります。
- 不必要に画像を増やしすぎないこと
- 画像のみで説明しないこと
です。
画像が増えると、単純にページの読み込みが重くなります。
ユーザーは表⽰が遅いページからは離脱する傾向があるため、不⽤意に画像を増やすのはやめましょう。とはいえスクリーンショットなどの画像で解説をするような記事もあると思います。
そのような記事のライティングをするときは、写真だけでなく⽂章としても情報を載せましょう。なぜなら、検索エンジンは写真の指し⽰す内容までは識別できないからです。写真に⽂章として情報を添えることで、検索エンジンに適切にアピールすることができます。
メタディスクリプションを最適化する
通常検索結果のタイトル下に表⽰される⽂章は記事での冒頭⽂になります。
しかしメタディスクリプションに指定した⽂章は、検索結果のタイトル下に優先的に表⽰されるため「同じ⽂⾔を⼊れればいい」という⼈もいますが、基本は何もしないで問題ありません。
メタディスクリプションを指定した方が良いのは、記事の書きはじめを「こんにちは、〇〇です」としてしまっているパターンなどです。
検索結果の表⽰を余分に使ってしまうため、この場合は挨拶抜きの冒頭⽂をメタディスクリプションとして登録するのがよいでしょう。
SEOを意識したWebライティングの基礎を知って上位表⽰につなげよう
検索上位をするためには読者だけと向き合ってライティングをすると遠回りになってしまいます。きちんと検索エンジンへの基礎知識を得た上で対策(=SEO)を⾏う必要があります。
検索ユーザーと検索エンジンの両⽅から⾼評価を得るために、このページのコツを有効に活⽤してサイト運営を進めていきましょう。