SEOからSXOの時代に突入
~説明から対策まで徹底解説いたします!~
SXOとは
SXO(Search Experience Optimization)とはユーザーの検索体験の最適化という意味です。ユーザーが検索エンジンで検索をする時は、常に目的をもって検索をしています。SXO(検索体験の最適化)では、ユーザーの目的に合ったコンテンツを提供することを意味しています。つまり、ユーザーの検索意図と全く違うものや、ユーザーにとって役に立たないコンテンツを提供することは、「コンテンツの価値を下げる」ことになります。
今後数年間のうちに価値がないと評価されたコンテンツを作っても、検索エンジンから嫌われ上位に表示されることはなくなります。そのため、Googleなどで表示されるWebサイトは、本当に価値のあるものだけが生き残る時代に突入したと言えます。
従来のSEO
外部リンク
- 外部サイトからのしつの高いリンク数
- 質の低いリンクの排除
内部構造
- 質の低いリンクの排除
- Googleのクローラー回遊性を高める
コンテンツ
- ユーザーニーズに答えられる専門性・網羅性
グーグルが推奨するSXO
外部リンク
- 外部サイトからのしつの高いリンク数
- 質の低いリンクの排除
内部構造
- 質の低いリンクの排除
- Googleのクローラー回遊性を高める
コンテンツ
- ユーザーニーズに答えられる専門性・網羅性
- 【重要】ユーザーの検索意図を読み取る
なぜSXOが必要なのか?
SXOが必要になる理由には、Google(検索エンジン)の方針が大きく影響しています。どういうことか?簡単に説明すると、Googleがユーザーファーストを掲げているからです。
ユーザーを第一に考えて作られたコンテンツは評価されますが、そうでないものは評価されません。これは、Googleが掲げる10の真実で説明されています。
Googleが掲げる10の真実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
今までは、売上を上げるためにSEO対策で上位表示をさせている企業がほとんどでした。しかし、これからはユーザーの満足度を向上させるためにコンテンツを追求すれば、利益は後からついてくる。ということです。
遅いより速いほうがいい。
コンテンツが表示されるのに時間が掛かる。これは、Googleするとユーザーの貴重な時間を奪っているとみなされ、価値のないコンテンツだと評価されます。
「すばらしい」では足りない。
ユーザーが自分で検索するキーワードを知っていて、答えを見つける。これは当たり前のことです。ユーザーが自分で何を検索すればいいか把握していなくても、ユーザーのニーズを把握し情報を提供するこが、新たなスタンダードで評価されるべきコンテンツになります。
SEOからSXOの時代へ
SEOとSXOの違い
SEOとSXOの違いを簡単に説明すると、SEOは検索エンジンに向けて行う施策で、SXOは、ユーザーに向けて行う施策の違いとなります。
例えば、あなたはいま古くなったスマートフォンの買い替えを考えています。どのスマートフォンがいいのか検索してみることにしました。検索結果から、適当なWebサイトを選びクリックします…
SEOのページをクリックした場合…
- 読み込みに時間が掛かってなかなか表示されないな…
- やたらと「スマホ」という文字が出てきて、違和感を感じるな…
- と思ったら、画面いっぱいに広告が出てきてた!どうやって消すんだ??
- あ、この隅にある「スキップ」か、わかりずらいな!
- ん、よくよく読んでみると中古のスマホに買い替える場合のおすすめページじゃないか!
- あ~、時間無駄にしたな…
SXOのページをクリックした場合…
- お、このWebサイト、サクサク表示されるな!
- そうそう、この情報が知りたかったんだよ!
- ちょっとまてよ、この情報正しいのか?
- あ、スマホに詳しいスマホ博士の書いた記事か!なら安心だ!
- なるほど、ここから購入できるのか。
- よし、ボーナスも出たばかりだし、買っちゃえ!!ポチッ。
いかがでしょうか。SEOのWebサイトとSXOのWebサイトの違いは、イメージできたでしょうか?
何度も言うように、SEOは検索エンジンに向けた施策です。なので、ユーザーからすると違和感だったり使いにくかったりすることがあります。しかし、SXOはユーザーファーストの施策です。検索結果から、求めている情報にたどり着きコンバージョンするまでの一連の流れを、ユーザーにとって最適化することが重要です。
ここだけ読むと難しそうに感じるかもしれませんが、ユーザーの感情に焦点を当てると、どういったコンテンツが喜ばれるのか、SXOにつながるのかわかりやすくなります。
SEOとSXOの施策の違い
SEOとSXOの違いで説明した通り、検索エンジンに向けた施策とユーザーに向けた施策となるため、根本的に対策が変わってきます。
SEOでは、外部リンク、内部構造、コンテンツの3つがGoogleから評価され上位に表示されるポイントでした。
例えば、
- 外部サイトから質の高いリンクがどれくらい貼られているか
- 質の低いリンクをどれだけ排除されているか
- コンテンツの内容を正しくGoogleに伝えているか
- Googleのクローラーの回遊性を高めているか
- ユーザーのニーズに答られる専門性と網羅性があるか
SXOでは、ユーザーの検索体験が最重要となります。
例えば、
- ユーザーの検索意図に合致しているか
- スピーディーに表示されるか
- 信頼できる情報か
- セキュリティー(SSL化)対策はできているか
- 広告がユーザーの邪魔にならないか
- レスポンシブ対応されているか
などがSXOとなり、Googleに評価されるコンテンツを作成させるポイントとなります。
まとめ
ここではSXOについて説明しましたが、SXOをすることは、結果SEOになるということを覚えておいてください。Googleがユーザーファーストを掲げる理由は、より快適により多くの人にGoogleを利用して欲しいからです。
そうすることで、Googleはより多くの利益を上げることができます。そのためには、徹底的にユーザーの感情に寄り添いどうしたら喜ぶだろう?と考えてコンテンツを作成することがSXOにつながります。どんなに技術が進歩しても、最終的にそれを使うのは人だということを忘れなければ、あなたはこの先も生き残ることができるでしょう。
SXOについてより詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせ下さい。