SEOの基本!「ユーザーが迷わない導線の考え⽅」について

SEOの基本!「ユーザーが迷わない導線の考え⽅」について

今回ご紹介するのはWebサイトの導線についてです。皆さんはWebサイトの導線を意識してコンテンツを作成されているでしょうか?優れたユーザービリティを考えるうえで、Webサイトの導線は⾮常に重要な役割を果たしています。

「アクセスがあまり伸びない」「アクセスはあっても離脱率が多い」という場合、Webサイトの導線設計に問題があるのかもしれません。今回は、訪問したユーザーを⽬的としているコンテンツやページへ誘導するために、重要な導線の考え⽅についてご紹介します。

優れた導線設計の考え⽅

優れた導線設計を考えるうえで、⼀番重要な要素は何でしょう?

まず⼀番に考えられるのが、「ユーザーにとって⽬的としている情報に辿り着きやすいか」が⼀番に挙げられます。ユーザーは検索エンジンを利⽤して、ホームページやブログに辿り着きます。

その理由は「知りたいことがある」「参考になりそうな情報がありそうだから」など理由は様々ですが、多くのユーザーが⽬的としているページやコンテンツがWebサイト内に存在すると考えているから閲覧しに来ているということになります。

そこで、導線設計が不⼗分であれば、「ユーザーはどこを⾒ればいいのか分からない」という状態になってしまうため、即座にWebサイトから離脱してしまうことが考えられます。そうなってしまってはどんなSEOも意味がありません。

⼀⽅で、導線設計がしっかりと構築されていれば「ユーザーにとって使い勝⼿の良いサイト」になる確率も⾼く、離脱率も⼤きく減るはずです。それだけに導線設計はWebサイトの基本構築であり、重要な役割を果たしています。

まずは動線でユーザーの動きを考える

優れた導線設計を構築するには、「ユーザー⽬線で考える」必要があります。ユーザー⽬線で考えることで、ユーザーの動きをある程度は考えることが出来ます。このユーザーの動きを「動線」と⾔います。

例えば、極端に離脱率が多いページがある場合は、導線がうまく機能していない場合が考えられます。

そこで役⽴つのが動線を分析することです。Webサイトを訪れたユーザーは上から順に⽬的のページやコンテンツを⽬で追って探します。そこで⽬的のものが⾒つからなかった場合に離脱してしまうことが多いのです。

グーテンベルグダイアグラムというWebデザインのレイアウトがありますが、「⼈間の⽬は左上から右下⽅向へ順に遷移する」という考え⽅で、テキストをレイアウトする場合には、左上と右下に重要なコンテンツを配置するというデザイン⽅法です。

これも動線の⼀種で、ユーザーの動きを考えたうえで⽬に留まりやすい部分に重要なコンテンツを置くことで、ユーザーが⽬的のコンテンツやページを⼀⽬で認識しやすくなるという効果が望めます。

導線を設計する際のポイントについて

導線設計の考え⽅についてご紹介しましたが、実際に導線を設計するに当たって重要なポイントをいくつかご紹介します。

Webサイトの⽬的は何なのかを考える

導線設計をするうえで、まずはWebサイトの⽬的をはっきりと考えることが重要です。例えば、「⾃社の製品やサービスを多くの⽅に認知してもらいたい」ということがWebサイトの⽬的である場合、製品やサービスのページにユーザーを適切に誘導出来る導線設計が必要ということになります。

しかし、下記のような導線設計である場合は、改善が必要かもしれません。

⽬的としているページやコンテンツに関する記述がトップページにない

トップページは多くのユーザーがまず初めに⽬を通す場所です。そこに⽬的としているページやコンテンツに誘導できるような記述がない場合、ユーザーが訪れる確率は低くなってしまいます。

よって、⽬的としているページやコンテンツにユーザーを誘導するためには、トップページ上部にリンクを配置したり、⽬的としているコンテンツエリアのスペースを⼤きく設計するなどの⼯夫が必要です。

Webサイト内リンクの割合がほとんどテキストリンクで占めている

テキストリンクはa要素で簡単にリンクを挿⼊出来るために多様しがちですが、「リンク同⼠が近すぎたり」「時には視認性が悪くなる」ということが考えられます。

現在ではインターネットを閲覧しているユーザーのほとんどがモバイルデバイスを使⽤しており、液晶画⾯をタッチで操作するモバイルデバイスでは意図していないリンクを押してしまったり、リンクが複数固まっていると間違えて押してしまうということが考えられます。

モバイルユーザーに配慮するという点で、⽂字サイズを⼤きくしてテキストリンクを離して配置することや、画像リンクを設置するなどして考慮する必要があります。

「次へ」リンクを多⽤している

ユーザーは複数のページで構成されているコンテンツを嫌う傾向にあります。これは視認性が悪く、必要としている情報を即座に⾒つけられないからです。

運営者側からするとSEOの⼀環として、内部リンクである次へリンクを設定している場合が多いかもしれませんが、多⽤しすぎると「質の低い内部リンク」と評価されてしまう可能性もあるため、特別な理由がない限りは1ページ構成でコンテンツを掲載するように考慮したほうがいいでしょう。

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