SEOライティングの15+αのコツ 〜成果につながる具体的な基礎知識〜

SEOライティングの15+αのコツ 〜成果につながる具体的な基礎知識〜

SEOライティングの基本的な考え⽅と15のコツを紹介します。

SEOライティングとは検索ユーザー(読者)だけでなく、検索エンジンにも記事の内容をわかりやすく伝えるためのライティング⼿法。多くの⽅が感じている通り、Webコンテンツはアップロードするだけではほとんど⾒られません。

それがたとえ良質なコンテンツであったとしてもです。コンテンツは検索エンジンに内容が評価され、検索上位を取得してはじめて読者の⽬に触れることができるのです(すでに⼀定以上の評価を得ているサイトに投稿する場合はこの限りではない)。

SEOライティングを⾝に着けて、検索エンジンに正当に評価されるWebコンテンツを制作しましょう。

SEOライティングの⼤前提︓読者が読みやすい、安⼼して読み進められる記事にする

SEOライティングの⼤前提は「読者ファースト」です。

ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

Googleが掲げる10の事実

とGoogleが述べているように、最近の検索エンジンではユーザーの⾏動が順位を決定づける⼤きな要因になりました。(なお検索エンジンの簡単な歴史については「SXOの対策とは!?SEOとの違いとは?」で取り上げています)

読者(SEOの場合は検索ユーザー)ファーストの⽂章とは

  • 読みやすい⽂章
  • 情報が早く⼿に⼊る⽂章
  • 情報が正確な⽂

です。

基本的に検索ユーザーは⽂章を読みたくありません。

情報を得るために仕⽅がなく検索し、ページにやってきています。そのため読みにくい⽂章だとすぐに離脱してしまいます。ムダな⽂章で引っ張ってなかなか本題に⼊らない記事も直帰の対象です。

また読者は常に「この記事の内容は本当なのだろうか」と疑っています。Googleが「EAT」を優遇し始めたのも「読者ファースト」を徹底しているからなのです。

SEOライティングの15+αのコツ

SEOライティングのコツについて解説します。

  • SEOライティングでのタイトルについて
  • SEOライティングでの冒頭⽂について
  • SEOライティングでの本⽂について

の3つに分けて紹介します。SEOライティングの⼤前提を意識しながら実践していきましょう。

SEOライティングでのタイトルについて

タイトルをつけるにあたってのコツを紹介します。

タイトルにはキーワードをなるべく左に

タイトルにはSEOキーワードを必ず含ませるようにしましょう。基本的に検索エンジンも検索ユーザーもタイトルから内容を類推するからです。

また、SEOキーワードはなるべく左に寄せましょう。ユーザーは検索結果画⾯を縦⽅向にスキャニングして、記事をクリックするかどうかを決めます。

SEOキーワードが左端に⼊っていないと検索ユーザーはざっと検索結果を確認したときに

  • この記事は⾃分にふさわしい記事なのか
  • それとも検索結果にまぎれこんでしまった無関係の記事なのか

を判別できず、はっきり判別できる記事に流れてしまいます。

キーワードを詰め込みすぎない

タイトルにあれもこれもとSEOキーワードを詰め込むのは逆効果です。検索エンジンにも検索ユーザーにも「何がメインの記事なのか」はっきりわからずスルーされてしまいます。

検索ユーザーはなるべく早く情報が欲しいと思っています。いろいろなテーマで書かれた記事から知りたい情報の部分を探して読むよりも、知りたいテーマに特化した記事を選ぶ傾向があるのです。

SEOライティングでの冒頭⽂について

SEOライティングを⾏う上での冒頭⽂のコツを紹介します。

Webコンテンツにおける冒頭⽂(リード⽂)は、検索ユーザーが「クリックして訪れたページが本当に読むにふさわしいのか」を精査する場所です。⼼して書きましょう。

冒頭⽂の冒頭には結論を

冒頭⽂の第⼀声に共感から⼊る⽅が多いですが、⼀⽂⽬はその記事の結論から⼊りましょう。

「この記事のメインテーマはこれですよ」とはっきり検索ユーザーに伝えるためです。

また、メタディスクリプションを設定していなければ、基本的にスニペット(検索結果に表⽰される記事の⼀部)に表⽰されるのは記事の冒頭部分です。

検索ユーザーが記事をクリックするかどうか決める重要なスニペットに、共感が⼊ってしまうのは少しもったいないことです。冒頭⽂の⽂頭には結論を書きましょう。

冒頭⽂は⻑すぎず、短すぎず

冒頭⽂は⻑すぎないよう150字程度を⽬安に、⻑くても300字までにしましょう。

冒頭⽂が

  • ⼤げさな共感
  • ムダな⾃分語り
  • 冗⻑な表現

などで⻑くなってしまうと、検索ユーザーが「これは素⼈の記事だ、信頼性に⽋けるから違う記事を読もう」と離脱されてしまいます。200字を超えるときは明確な意図を持って超えましょう。

また、短い文に関しては特に問題がなく、全くリード⽂がない記事も上位表⽰していることから「テーマによってはムダに冗⻑に書くくらいなら、むしろいきなり本題に⼊ってもいい」とも⾔えます。

SEOライティングでの本⽂について

SEOライティングにおける本⽂の書き⽅について解説します。

⾒出しは⼊れ⼦構造を意識

⾒出しは

H2>H3>H4

と、⼊れ⼦構造にするようにしましょう。ページの⾒た⽬が整うほか、検索エンジンに不要な混乱を与えずに済みます。

共起語を⼊れる

本⽂は共起語を意識して⼊れていきましょう。共起語とは「特定の単語(今の場合SEOキーワード)が使われるときに⼀緒に使われる単語」です。

共起語をリサーチすることで、検索ユーザーの検索意図を読み取れます。

また、共起語を本⽂に積極的に使⽤することで、⾃然と専⾨性が⾼い内容になります。「普通こういう⾔い回ししないよね」という違和感を読者に抱かせにくくなるので、ユーザーの読みやすさが向上する効果もあります。

関連キーワードを意識

本⽂の構成を⽴てるときは、関連キーワードを盛り込みましょう。ユーザーが意識している問題(顕在ニーズ)は「関連キーワード」としてSEOキーワードと⼀緒に検索される傾向があります。

記事の中で関連キーワードも取り扱うことによって、よりユーザーの満⾜度が向上します。

⽂章量は最低限で

⽂章量を最⼩限にして伝えるよう意識しましょう。上記のように検索ユーザーは基本的に⽂章を読みたくありません。「⻑⽂を読むのが苦痛」と感じる⼈も増えてきているくらいです。

⽂章を作成し終えたら、⽂章を10〜30%ほど圧縮するつもりで推敲しましょう。たくさんの⽂章で伝えたほうが伝わりやすいように思いがちですが、実際は逆。必要最低限の⽂章で伝えるからこそ伝わることも多いと考えましょう。

リストを積極的に使う

「中⿊(・)」をつかったリスト表現(箇条書き)を積極的に使うことで、記事の⾒やすさが⼤幅に向上します。

また、「1.〜」「2.〜」といった「番号付きリスト」も有効です。

  • ⼿順の解説
  • 数を強調したいとき

には、番号付きリストを意識的に活⽤しましょう

アンカーリンクは内容まで書く

アンカーリンクのテキスト(アンカーテキスト)はきちんとリンク先の内容まで書きましょう。

詳しくはこちら

などの表現は⼀時流⾏りましたが、検索ユーザーからするとどんなページに誘導されてしまうのかよくわかりません。

Googleオプティマイズを使ったABテストの⽅法を確認しましょう。

のようにクリックした先にどのようなコンテンツが存在するのかを明⽰することが重要です。

こそあど⾔葉は極⼒使わない

こそあど⾔葉は極⼒使わないようにしましょう。「〜について、これは・・・」という書き⽅のページが⽬⽴ちますが、⽂章が冗⻑になる原因です。

また、こそあど⾔葉⾃体がユーザーの読解⼒に依存する書き⽅と言えます。ほとんどのユーザーは流し読みでページを閲覧しています。流し読みでも理解できるような⼯夫が重要です。

読点は基本的に⼀⽂につきひとつ

読点は基本的に⼀⽂につきひとつに抑えましょう。なかには例外もありますが、読点の数を制限することで冗⻑な表現を防⽌しやすくなります。

余計な表現は極⼒減らす

本⽂の中で余計な表現は極⼒省きましょう。

  • 〜ということ
  • 〜することができる
  • 〜させていただきます

などの表現はなるべく避ける努⼒が読みやすさに繋がります。

また、「たとえ話」も話の理解に繋がる場合のみに書き加え、⻑すぎない程度にしましょう。

英数字は半⾓で

英数字は半⾓にしましょう。

全⾓にすると

  • 間延びしやすい
  • 単語途中で改⾏される(単語として認識されないため)
  • ほとんどのサイトは半⾓で統⼀されているため「素⼈感」がでる

などのデメリットがあります。

権威性を利かせられるなら必ず記載する

上記の通りGoogleは「EAT」を重視しています。

EATとは

  • Expertise(専⾨性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

のことです。

可能なら著者のプロフィール欄で権威性や専⾨性をアピールしましょう。記事の信頼感を担保できるので順位が上がりやすくなります。

まとめには読者に⾏動を促せるような内容を

記事の最後の部分、まとめの部分は読者に⾏動を促せるような内容とするのがおすすめです。もちろんキーワードにもよりますが、SEOライティングをする以上はどこかのページで成約する⽬的があるはずです。

  • 読者が次に抱えるであろう疑問の解決ページを紹介
  • 記事を読んだ読者の次に取るべきアクションを紹介するページへの案内
  • 読者の苦労が楽になるツールの紹介

など、読者の⽴場に⽴って次の⾏動を指し⽰してあげましょう。

あなたのサイトの回遊率や成約率が上がるだけでなく、ユーザー⾃⾝も効率よく情報を⼿に⼊れられるのでお互い得をします。さらにGoogleもユーザーの⾏動から検索順位を最適化できるので、まさしく三⽅良しです。

正しいSEOライティングは、検索に関わる⼈全てを幸せにするのです。あなたもこの記事のポイントを実践して、読者ファーストのコンテンツを作りましょう。

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