SEOでGoogleから正しく評価をされるためには

2020/2/01

SEO対策には残念がら即効性はありません。Googleから⾼い評価を得るためには数年かかる場合もあります。しかし、重要なのは「即効性を求めたSEO対策」ではなく「いかにGoogleから正しく評価されるか」にあります。

即効性を求めて他サイトのコンテンツをコピーしたり、デザイン重視のコンテンツよりも「ユーザーが求めているもの」「Googleの評価基準」を参考に対策を⾏ったほうが、前者もよりもはるかに有意義で価値のあるwebサイトになります。

Googleの評価基準について知る

Googleが検索エンジンの最適化において重要視しているのは「デザイン」「最新の技術」ではありません。webサイトを開設する際にデザイン(⾒た⽬）ばかりに拘る⽅がいますが、デザインよりも良質な⽂章のほうが、はるかに価値があります。

これはGoogleが評価する際に定めている基準にも同じことが⾔えます。Googleが最も重要視しているのが「ユーザーファースト」になります。これは、検索順位を上げることを⽬的とせず、ユーザーの利便性を考慮したwebサイトの提供を⽬的とするGoogleの概念です。

つまり、ユーザーのことを考えずに「⾃分本位なコンテンツ」「デザイン重視で中⾝がない」webサイトは、Googleから⾼い評価が得られず、必然的に検索順位は下落してしまいます。

重要なのはユーザーのことを⼀番に考えたwebサイト（コンテンツ）が最も正しい評価がされ、検索エンジンの上位表⽰に⾄るということです。そのために、まずはユーザーファーストを優先したwebサイトの構築が重要になります。

webサイト内のページを改善し、キーワードの関連性をしっかりと⽰す

Googleから正しい評価を得るための⽅法として、「検索エンジンへの最適化」を⾏いましょう。検索エンジンの最適化とは、キーワードの関連性を⽰すことです。

ページタイトルでキーフレーズを1回使⽤する

キーフレーズというのは、webサイトでヒットさせたい検索キーワードです。

これは<title>タグで、コードには表⽰されますが、ページ⾃体には表⽰されません。通常はブラウザのタブに表⽰され、Googleの検索結果でクリックが可能なリンクです。

仮にwebサイトがWordPressで制作されている場合、タイトルはYoastなどのプラグイン内で任意に編集管理ができます。

理想は、キーフレーズがタイトルの先頭に表⽰され、単語が分割されていない状態です。

ヘッダー(ページの⾒出し）部分でキーフレーズを1回使⽤する

キーフレーズは<h1>タグで、通常はページの⾒出しになります。

本⽂でキーフレーズを数回使⽤する

キーフレーズは多ければ多いほど良いというわけではありませんが、検索エンジン上位ページのテキスト量は多い傾向があります。ページが1,500〜2,000テキストの場合、キーフレーズを4〜6回程度、⾃然に含ませることは可能です。

テキスト量が少ない場合は、テキスト量を増やし、「キーフレーズを⾃然に挿⼊する」ことを意識しましょう。

キーフレーズに加えて、ページ内の視認性や利便性を向上させる

究極のSEOトリックはwebサイトのジャンルにおいて、最適なページをインターネット上に作成することです。Googleのクローラーをだまそうとせずに、ユーザーが探している情報を⾒つけやすくすることが⼤事です。

「詳細ページ」を追加しましょう。

これは同⼀URLの内部リンクでもいいですし、外部リンクでも問題ありません。

説明テキストには「具体的な例」を追加しましょう。

具体例を追加することで、ユーザーはコンテンツやサービスの具体的なイメージがしやすくなります。

画像や動画を追加します。

ユーザーがページを訪れて、まず⽬に留まるのが画像や動画です。上記の具体例の箇所や⾒出し毎に挿⼊するとページ内の視認性が向上します。

ページ内のコンテンツはユーザー中⼼でなければなりません。

読者を笑わせる、何かを売る、有益な情報を知らせる、教えるなど

EATを⾼める

EATとはWebサイト・ページのExpertise（専⾨性）、Authoritativeness（権威性）、Trustworthiness（信頼性）を意味します。「検索品質評価ガイドライン」の更新により、EATの重要性が変わりました。現在EATはページ品質を決定する1つの要因であり、Googleから正しく評価をされるための重要な要素です。

専⾨性

専⾨性とは、webサイトの内のメインテーマを明確にし、そのテーマに沿ったコンテンツを増やしてくことで専⾨性を⾼めることができます。Googleによると、「専⾨知識の基準はページのトピックに依存します」と定義しています。

たとえば、レストランの詳細レビューを書く⼈は、レストランというカテゴリに専⾨性を持たせ、レストランというカテゴリで評価を上げることが出来ます。

権威性

権威性とは、webサイトやコンテンツを作成した⼈が、そのジャンルにおいて優れている⼈であることを指します。

例えば「特定のジャンルで有名⼈」であったり、「医者」「弁護⼠」といった分かりやすい肩書きや有名⼈という要素は権威性で優れます。

権威とは即ち「そのジャンルにおいて精通している」ことです。

権威性を⾼めるには下記の⽅法が最も効果的です。

著者名を出す（本名を出す）
運営者の名前を開⽰する
記事の公開⽇、更新⽇を公開する
関連のあるコンテンツから外部リンクを得ている
権威性が⾼いサイトから被リンクをもらう

信頼性

信頼性とは、webサイトやコンテンツを作成した⼈や内容が、どれだけ信頼できるかになります。

信頼性が⾼いということは、Googleにとって信頼できる専⾨家であり、ユーザーには正確な情報を提供できることを意味します。

⾦融や医療系などの⽣活やお⾦と関連が深いwebサイトは、「信頼性」がとても重要な要素となり、このようなサイトは専⾨性だけでなく信頼性も重視して対策する必要があります。

Googleのガイドラインには、⾼いEATを必要とする特定の分野に関して注意事項があります。具体的には、次のYMYLコンテンツを含むページには、⾼い専⾨知識と信頼性が必要です。

医療・健康（薬剤、病気、精神衛⽣、健康に関することなど）
商品販売・⾦銭取引（通販サイトやオンラインバンクなどウェブでの購⼊・送⾦）
ニュースに関する情報ページ（災害情報、社会福祉、市⺠⽣活など）
財務アドバイス、法的アドバイス、税務アドバイス
資産（家の購⼊や改築、保険、税⾦関係、投資関係など）
法律（市⺠権獲得、遺書関係、相続関係、離婚関係など）

上記のように「健康・財産に影響するもの全般」をカバーする広い概念なので、他の分野でもEATに配慮する必要があります。

Googleが⾼い評価を与えやすいのはユーザー中⼼のコンテンツ

Googleが⾼い評価を得るには、検索品質評価ガイドラインにある3つのキー（有益な⽬的、EAT、YMYL）が重要です。

すべてのページには⽬的が必要であり、その⽬的はユーザーに利益をもたらすためでなければいけません。そして、すべてのコンテンツには適切な専⾨知識が必要です。YMYLページは、ユーザーの⽣活、⽣計、または幸福に影響を与える可能性があるため、YMYLコンテンツを含むページには、可能な限り⾼いEATが必要です。

最後に、ユーザーの利便性を考慮したwebサイトを提供することを⽬的としているのがGoogleの根本的な概念です。「ユーザーファースト」を徹底することで、Googleから⾼い評価を得ることができます。