Web担当者のための、Webブランディングの始め⽅

Web担当者のための、Webブランディングの始め⽅

ブランディングと聞くと、難しいイメージを抱く⽅が多いですが、実際はそうではありません。⾃分の提供する商品やサービスを誰に届けたいのかはっきりさせれば、すぐにブランディングに取り組むことができます。

これはWebを活⽤したブランディングでも同じことが⾔えます。この記事では、Webブランディングについて詳しく解説していきます。

Webブランディングとは

マーケティングにおけるブランディングとは、⾃社の商品やサービスを伝えて「⾃社のブランド化」をすることです。ブランドと聞くと、みなさん⾼級品をイメージすることが多いですが、実際はそうではありません。

「◯◯と⾔ったら▼▼」

というように、特定分野で強い印象を抱かれるようにするのがブランド化です。

このようなイメージで例を挙げると、電⼦機器メーカーのAppleや通販サイトのAmazonも⾃社のブランド化に成功していることが分かります。

ここまではリアルなマーケティングにおけるブランディングの説明でしたが、Webにおけるブランディングもそれほど違いはありません。

唯⼀違うことは、Webを活⽤してブランド化するということです。⼀般的なブランディングの⼿段としてCMチラシがありますが、それらのブランディング⼿法は古いものとなりつつあります。情報社会と⾔われる現在はWebブランディングにも積極的に⼒を⼊れていくようにしましょう。

なぜWebブランディングが必要か?

これまでもブランディング⾃体は重要だと⾔われてきましたが、最近ではWebブランディングに最優先で取り組むべきだと⾔われるようになりました。これはなぜなのでしょうか︖

結論から先に⾔ってしまうと、インターネットが急速に普及して超情報化社会になった現在、Webブランディングに取り組んでおかないと損することが多いからです。

⾼齢化社会によって地⽅の企業は少しずつ数を減らしています。それはなぜか考えたことがありますか︖

答えは、Webを活⽤して⾃社の商品やサービスを伝えられていないからです。地⽅の企業や⽼舗はインターネットの使い⽅を知らないという⽅が現在もまだ多い傾向にあります。

知らないからといってWebブランディングに取り組まなければ、どんなに良い商品を作っても世の中に広まる機会が少なくなってしまいます。

現代⼈はテレビ新聞・チラシよりもスマートフォンに触れている時間のほうが⻑いと⾔われています。なので⾃社をブランド化したいなら、Webブランディングに取り組むべきなのです。今の時代は良くも悪くも、情報がとても広まりやすい時代となりました。

良い商品・サービスを作ってそれをWeb上で紹介すれば、評判となり、拡散され、テレビCM以上の認知度を得られるようになります。しかも、費⽤はテレビCMほど⼤きくはなりません。

ものづくりにこだわりを持って商品を作っているのに、売上が思ったほど伸びない。このような悩みを持っている企業のマーケティング担当の⽅は、今すぐにでもWebブランディングを始めるべきです。

しっかりと学んだうえでWebブランディングに取り組み、⾃社の商品・サービスをブランド化しましょう。

Webブランディングの基本

ここからはWebブランディングの基本を解説します。ブランディングには、企業と消費者のどちらにもメリットがあります。消費者にとってブランドは商品・サービスを選ぶ上で1つの指標となります。

例えば、

「スマホを買うならiPhone

といった感じです。

このように「◯◯と⾔ったら▼▼」というように認知していれば、何かを買う際にあまり悩まなくて済むようになります。これは消費者にとってのメリットです。

⼀⽅で企業側のメリットは、⾃社の商品・サービスがブランドとして認知されることによって、⼤多数の⼈から商品が売れるということです。ブランドとして定着すれば、その後はそれほど費⽤をかけなくても新商品などが広まっていきます。

これはWebブランディングでも同じです。⾃社の商品やサービスを誰に使ってほしいのかをよく考えた上で、Webブランディングを実⾏する。これが⾃社のブランド化を成功させる⼀番の近道と⾔えるでしょう。

Webブランディングの⽅法

⼀⼝にWebブランディングと⾔っても、その⼿法にはさまざまなものがあります。

数あるWebブランディング施策の中でも、特におすすめなのは以下の3つです。

  • オウンドメディア
  • Web広告(リスティング広告、アドネットワーク)
  • SNS

オウンドメディア

オウンドメディアは企業が所有できる情報発信サイトです。⾃社のモノづくりにかける思いやキャンペーン情報等をインターネット上に発信し、それがうまくバズれば瞬く間にブランド⼒がついていきます。テレビCMなどのように規制がないので、載せたいと思った情報を余すところなくアップロードできるのが特徴です。

上手にオウンドメディアを活⽤すれば、ブランド⼒をつけるとともに、ブランドイメージを向上させることもできます。

Web広告(リスティング広告、アドネットワーク)

Web広告は⼤きく分けて2種類あります。リスティング広告はインターネット検索をしたときに、⼀番上に表⽰される広告のことを指します。特定のキーワードを検索したときにのみ表⽰されるので、興味のある⼈にだけ⾃社の商品・サービスを伝えられるというメリットがあります。

アドネットワーク広告は、Webサイトを閲覧している際にサイト内で⾒かける広告のことを指します。消費者の潜在意識を刺激し、購買意欲を湧かせられるという特徴があります。

SNS

SNSは、ブランディングにおいて最も重要であると⾔っても過⾔ではありません。

特に、気軽に情報を発信できるTwitter「リツイート」と呼ばれる拡散機能が付いているので、良い商品を売り出せばそれが評判となって、連鎖的に広まっていきます。

逆に⾔えば、悪い評判が出るとブランドイメージが下がってしまう恐れがあるので注意が必要です。Webとは少し違いますが、インターネットを活⽤したブランディングということでSNSにも⼒を⼊れていくようにしましょう。

Webブランディングの注意点

Webブランディングの注意点は「良くも悪くも評判がすぐに広まる」という点です。気軽に⾃分で情報を発信できる現在は、良い商品を売りに出せばそれが広まり、⼀気に売上が伸びます。

しかし、それは逆パターンもありえます。商品やサービスに問題はなかったとしても、その販売元の会社などに不祥事があると、ブランドイメージが下がります。

Webブランディングに取り組むときは、このような炎上に気をつける必要があります。また、万が⼀炎上してしまったときの対応策も考えておきましょう。

まとめ

せっかく良いモノを作っても、それが売れなければ意味がありません。思うように売上が伸びずに悩んでいるマーケティング担当の⽅は、今すぐWebブランディングに取り組んでみると良いでしょう。

ブランディンを構築するのには時間が掛かりますが、時間を掛けるだけの価値は⼗分にあります。また、ブランドのイメージは⼀度出来上がってしまうと、そのイメージを変えることが難しいので、

「どんなターゲットに、どんなイメージをもってもらい、どんな⾏動をしてほしいか」

というところまで明確に決めておくことがWebブランディング成功のポイントです。

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