誰でもできる!優れたメディアサイトを運営するための3つの⽅法
多くのユーザーがインターネットを通じて、話題のニュースや専⾨記事を通して情報収集が出来る「メディアサイト」。ビジネス、カルチャー、デザイン、次世代テクノロジーなど、情報を先取りしたい時には⽋かせない存在です。
メディアサイトはユーザーに多くの情報を届けるメリットがある⼀⽅で、運営側も広告費を得られたり、⾃社のサービスやブランドを多くの⽅に発信できるなど、運営している側にもメリットは多くあります。今回はそんなメディアサイトにおけるSEOについてご紹介します。
メディアサイトを⽴ち上げる際にはジャンルの選定が重要
メディアサイトを⽴ち上げるとなった際に、ジャンルの選定は⾮常に重要な要素です。ジャンルというのはメディアサイト内で紹介する内容と考えてください。ジャンルを⼤まかに分けると2通りに分類することが出来ます。
既存ジャンル
⼀定の検索需要があり、安定したユーザー流⼊が⾒込めるジャンルになります。例でいうと(ビジネス関係・美容関係・ファッション関係・料理関係・教育関係・節約関係など)
既存ジャンルは既に⼤⼿メディアサイトをはじめ、アフィリエイターやプロのライターが本格的に運営している場合が多く、新規で参⼊するには「敷居が⾼い」と⾔えるでしょう。
新規ジャンル
上記の既存ジャンルよりも認知度が低いですが、爆発的に需要が伸びたり、キーワードがトレンドになったりすることがあるのが新規ジャンルです。例でいうと(次世代の技術・芸能関係・ゲーム関係・映画関係・エンターテイメント関係など)
新規ジャンルは敷居こそ低いですが、需要が既存ジャンルよりも低いというのが難点です。
それではメディアサイトを⽴ち上げるとなった際に、敷居が⾼い既存ジャンルでの運営は諦めるべきでしょうか?実際には⾃社が得意なことや取り扱っているサービスを発信するのが⼀番ですが、メディアサイトを⽴ち上げるとなった際にオススメのジャンル選定⽅法があります。
メインのジャンルを選定したうえで、他のジャンルを付加する
ジャンルを選定するうえで、最も効果的な⽅法は「メインのジャンルにプラスアルファ」することです。
例えば⾃社がテクノロジーというジャンルをメインに取り扱っている場合、カルチャーサイエンスというジャンルをプラスするなど、複数のジャンルで運営するのです。
複数のジャンルを選定することで、より多くのユーザーの関⼼を集めることが出来ます。この場合、プラスアルファするジャンルはメインのジャンルと「関連性のあるジャンル」が好ましいです。関連性のジャンルを複数取り⼊れることで、統⼀性が⾼く情報量の多いメディアサイトを⽬指せるでしょう。
しかし、複数のジャンルを取り扱うとなった際に注意したいことがあります。まずは、しっかりと関⼼の⾼いキーワードや記事の執筆⽅針を定めることが出来るかという点です。無理に複数のジャンルを取り⼊れたせいで、メインのジャンルの記事が疎かになってしまったり、ただ記事を増やしているだけという状況になってしまうと、他のメディアより劣ってしまい衰退につながってしまうからです。
メディアサイトの構築⽅法について
「メディアサイトを実際に⽴ち上げる」となった場合、サーバーをどうするか、メディアサイトはどういったシステムで構築するのかを考えなければいけません。
サーバーやシステム関係は専⾨知識が必要です。⾃社にweb管理者がいる場合は問題ありませんが、そうでない場合は外注して作業をしてもらうなどの必要があります。
メディアサイトの構築⽅法については下記のパターンがあります。
既存の⾃社ホームページにメディアサイトを追加する
既に⾃社ホームページがある場合、ホームページにメディアサイトを付加する形で運営する形です。追加費⽤がゼロに抑えられる利点がありますが、ホームページの運営媒体によっては、メディアサイトの管理が⾯倒になる場合があります。WordPressのようなCMSの場合はスムーズに構築することが出来ます。
サーバーを契約し、CMSを導⼊する
サーバーを新たに契約し、CMSを導⼊する構築⽅法です。サーバー会社によってはMovableTypeやWordPressのようなCMSとセットになっているプランもあります。メディアサイトを新たに⽴ち上げるとなった際に、費⽤を抑えて⼿軽に構築したいという場合にオススメです。
サーバーからシステム関係まで完全に⼀から作成する
⼀番予算はかかりますが、カスタマイズや構造は⾃由に設計できるため、本格的なメディアサイトを構築出来ます。メディアサイトに特化した作りに出来るため、外注のライターに記事を執筆依頼したり、サイト内のコンテンツの管理などをしやすいという利点があるでしょう。
メディアサイトを構築する際の選択肢として、オススメなのがWordPressです。検索エンジン最⼤⼿であるGoogleもWordPressを推しており、世界で最も利⽤者の多いブログ・ソフトウェアです。また、WordPressは知識がない⽅でも取り扱いがしやすく、SEOの⾯でも優れた恩恵を受けることが出来ます。
新規記事の執筆⽅針をしっかりと定める
メディアサイトを成⻑していくうえで、最⼤限のSEO効果を受けるには、記事の執筆⽅針を策定することです。執筆⽅針を策定せずに、ただ記事を増やしているだけでは良質なメディアサイトとはいえないでしょう。
新規記事の執筆⽅針といっても複雑なルールは必要ありません。まずは「誰が⾒ても分かり易く」「しっかりとテーマに沿った内容で書く」など。ユーザービリティを最優先に考えましょう。
例えばメディアサイトが⼤きく成⻑していけば、⾃ずと固定ファン層も増えていき、迅速で信頼性のある記事の更新が求められます。時には外部のライターに外注することもあるでしょう。そういった時のために、記事の統⼀性を⾼めるためにも記事の執筆⽅針を策定することは重要なのです。
分析ツールを活⽤してユーザーの動向や記事のターゲット層を知る
また、記事の執筆⽅針を策定するためには分析ツールを活⽤することがとても有効です。分析ツールといえば「Google Analytics」。Googleが提供しているアクセス解析ツールですが、Webマーケティングには不可⽋のツールと⾔えます。
例えば「セグメント」という機能について。セグメントではユーザーの基本情報である年齢から性別、さらには利⽤しているデバイスからOSまで調べることが出来ます。このセグメントを使うことで、アクセスしているユーザー層を知ることに加え、ユーザーの動きを知ることが出来ます。
例でいうと、セグメントを使⽤した際に20代⼥性からのアクセスが多い記事があったとすれば、その記事は20代⼥性にとって需要がある記事ということになります。さらに、その記事をソーシャルメディアで20代⼥性に向けて発信をしたり、類似性の⾼い記事を作成することで、メディアサイトに熱⼼な固定ファンを作ることが可能になります。
このようにセグメント機能を使⽤し、ユーザーの動向や記事のターゲット層を知ることで、記事の執筆⽅針を策定することが可能になります。
その他にGoogleには「Google Search Console」というツールが存在します。Google Search Consoleで出来る事は多く、主に検索パフォーマンスを確認したり、新規投稿した記事や修正したコンテンツの検索エンジンへの登録を管理出来るようになります。
記事のリライトを⾏う
メディアサイトのSEOにおいて、ただ新規の記事を増やしていくだけではなく、過去に執筆した記事をリライトすることも⾮常に重要になります。
記事のリライト作業は例えると建築でいうリフォームです。古い記事も⼿を加えることで、より良い記事になる可能性があります。リライト作業を⾏う際には、最近のニーズに応じた情報や、⼀部情報を変えることで、アクセス増加の効果を期待できます。
また、リライト作業を⾏った際には「記事の更新⽇を記述」することも重要です。検索エンジンの結果画⾯では投稿⽇付が公開されるため、最新の⽇付にしておくことで、多くのユーザーからの流⼊を期待出来るようになります。